「物価上昇」と「景気後退」と株式市場の今後。
昨日の日経平均は続伸。
前日からの上昇を引き継いで、
買い戻しの動きが続きました。
長期金利も落ち着いており、
インフレ懸念のパニック的な売りは、
ひとまず落ち着いているところです。
前号メルマガ(第428号:7月3日)で、
株価位置について分析していますが、
まだまだ弱気といえる水準であり、
株価を戻す余地はありそうです。
もっとも、物価の上昇については、
ピークアウトしたからといって、
収束に向かうのはまだ先です。
物価上昇それ自体の作用と、
金融政策の「引き締め」の、
それぞれが景気に与える影響が、
今後、大きく憂慮されていきます。
昨夜の欧米市場は景気を懸念し、
また動揺してしまっています。
仮に景気後退が本格化した場合、
当局にできる打ち手は限られ、
今年前半よりもさらに困難で、
微妙な舵取りが求められますが、
そのなかで株式市場の方向性が、
決っていくことになりそうです。
日本も参院選が終了して後に、
経済政策の「玉」が具体化し、
現下の課題の克服を目指しますが、
物価上昇や景気後退の流れが、
今後どうなっていくのかを、
次号メルマガ(第429号:7月10日)で、
あらためて俯瞰し、分析することで、
今年後半以降の株式市場について、
そのシナリオを考察する予定です。
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