「引き締め」、戦争継続、政変懸念と今後の相場展望。
昨日の日経平均は続伸。
特段、新たな悪材料がなく、
先週の下落からの自律反発が、
そのまま継続して上昇しました。
「例の株価位置」を下抜けて、
下落が加速するようなことは、
現時点では考えづらいとみられ、
値固めのような動きともいえます。
もっともリバウンドにしては、
ちょっと値幅が小さいままで、
また、昨夜の米国の株式市場が、
「景気後退」への懸念を受けて、
大きく下落していますので、
日経平均の自律反発の局面が、
本日も持続できるかどうかは、
かなり懐疑的であるといえます。
世界の景気の動向については、
前号メルマガ(第450号:12月4日)等で、
今後の見通しを分析していますが、
楽観的になれるような材料に、
乏しいことは確かであります。
「景気後退」に向かうなかで、
金融政策は「引き締め」を進め、
大きな戦争や政変の懸念などが、
株式市場の「重石」になるという、
かなり稀な状況が続いていきます。
当面は落ち着いているものの、
何かが大破裂するという事態も、
否定できないところであり、
そうした中で「12月相場」と、
来年にかけての相場シナリオが、
どうなっていくのかの点を、
次号メルマガ(第451号:12月11日)で、
あらためて点検する予定でおります。
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