世界情勢の未来シナリオと株価の展望。
昨日の日経平均は反発。
先週末の大きな下落からの、
自律反発的な上昇といえます。
ただ下げの大きさを考えれば、
反発の値幅は小さくとどまり、
むしろ株価位置は下げており、
相場心理は改善してないことを、
示しているものといえましょう。
FRBの「タカ派」姿勢を警戒し、
昨夜の米国株も下げましたが、
先行きについての楽観論は、
なかなか広がりづらいことは、
前号メルマガ（第450号：12月4日）で、
詳しく分析している通りです。
米欧はじめ主要国の当局が、
「引き締め」を進める一方、
大きな戦争が続くなかで、
中国で「異変」も報じられて、
世界情勢が不穏であるという、
歴史上も珍しい状況です。
中国が「ゼロコロナ」を緩和し、
経済活動が活発になるのは、
株式市場には朗報でありますが、
「白紙運動」の真の意味は、
側近で固めた習政権の正統性に、
疑念が顕在化してきたことです。
引き続き事態がどう推移するか、
注視する必要があるといえましょう。
来年にかけて何を警戒し、
何に備えるべきかの点を、
考えておく必要がありますので、
次号メルマガ（第451号：12月11日）で、
世界情勢の未来シナリオも含めて、
あらためて分析する予定です。
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