「景気後退」か、「引き締め」か。
昨日の日経平均は小幅に下落。
前日からの下げが継続しました。
重要イベントの前の「様子見」で、
積極的な売買はありませんでしたが、
これといった買いの材料がない一方、
金融政策や景気に対する不安に、
市場参加者は注目しているようです。
昨夜の米国株は実際の指標をもとに、
景気後退が警戒される展開となり、
大きく下げているところですので、
日経平均にもこれが波及しそうです。
前号メルマガ(第431号:7月24日)で、
株価位置について分析していますが、
結局、「強気」になり切れないまま、
再び「弱気」に傾きつつあるようで、
先週の一連の好サプライズの効果は、
純粋に株価位置をみて判断する限り、
消失しつつあるものといえます。
物価上昇の程度にもよりますが、
景気後退が顕著であるならば、
「引き締め」が和らぐとしても、
経済状況自体が株安要因ですし、
景気が堅調に推移していくのなら、
「引き締め」加速が正当化されて、
株式市場はまた不安に襲われます。
今後はFOMCで出される判断や、
実際の経済指標をふまえつつ、
株価と景気の動向を考えていき、
戦略を練る必要がありますので、
次号メルマガ(第432号:7月31日)で、
最新情報をもとに分析を深める予定です。
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