景気後退と「引き締め」加速と当局の「打てる手」について。
昨日の日経平均は反発。
米国の景気後退の不安や、
「引き締め」の加速の懸念を、
特に増幅するような材料は出ず、
下げが一段落しているところに、
中国で経済対策の話が浮上して、
それなりの期待も集まっています。
現時点の株価位置を確認しても、
まだ例の水準までは開きがあり、
もうちょっと上昇したとしても、
不思議はないといえる状況ですので、
新たな悪材料が破裂しない限りは、
過度の「弱気」は考えづらいです。
もっとも、相場をめぐる環境が、
全体的に好転していったかというと、
そうはなっていないのも確かです。
物価上昇や「引き締め」の懸念は、
依然として根強く存在しており、
当局が打てる手というのも、
限界が指摘されているなかで、
どの国も冷や汗をかきながら、
舵取りをし続けている状況で、
「7月相場」が進行しています。
個々の経済指標の如何に加えて、
国際情勢の大きな推移なども、
今後の株価を決めていきますので、
そうしたことを大きく整理しつつ、
次号メルマガ(第429号:7月10日)で、
今後の株価展望を分析する予定です。
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