「景気後退」と「新たな危機」の台頭。
先週の日経平均は失速。
「物価上昇」の鈍化を受けて、
「引き締め」の緩和を期待し、
一時的に買われはしましたが、
金融当局に手を緩めるつもりは、
全くないことが改めて示されて、
期待はまた雲散霧消しました。
それどころか実際の指標に、
「景気後退」の兆候があらわれ、
米国株も暴落気味に下げてしまい、
日経平均にも下げが波及しました。
「利上げ減速」といっても、
引き続き経済と景気に対して、
負荷をかけ続けるものであり、
景気の見通しが明るくなるとは、
いえないという基本的なことを、
よく理解しておく必要があります。
また、「景気後退」の脅威の他に、
中国などでまたあらたな危機が、
一気に台頭する恐れがあることも、
前号メルマガ(第452号:12月18日)で、
詳しく点検しているところであり、
株式市場に買いが集まるのは、
少し考えづらい客観情勢です。
かなり不穏な空気のなかで、
年末年始を迎えつつあるため、
引き続き情勢の変化に気を配り、
適宜適切に対応したい局面です。
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