2022年はいろいろと厄介。
昨日の日経平均は大幅に反落。
大発会の日の急騰劇の後に、
「上値の重さ」が意識され、
利確の売りが出易いところに、
大きな悪材料が重なりました。
物価高や金利上昇を警戒して、
FRBが「引き締め」の意向を示し、
米国市場が動揺を開始した一方で、
日本国内で感染が再爆発となり、
行動制限を余儀なくされています。
前号メルマガ(第402号:1月4日)で、
今回の「上値余地」を分析しましたが、
日本企業の「稼ぐ力」が伸びないため、
ほぼお示したメド(29260円)付近で、
今回の上昇がストップしていますし、
また同じメルマガのなかで、
上昇局面が不意に終わる条件を、
いくつかお示ししていますが、
それらが同日に発生した結果、
大きな下落を引き起こしました。
その意味では市場は合理的に、
状況に対応して動いているわけで、
今回の上昇から反落劇というのは、
かなり読み易かったといえましょう。
問題はこの後です。
オミクロン株の急拡大や、
「地政学リスク」の動向など、
相場の重石は多い状況ですが、
米国の長期金利の上昇という、
株高政策の今後を左右する、
大きな要素も再浮上しており、
歴史的な高値圏にある株式市場を、
さらに揺さぶる可能性があります。
これらの諸要素を読み込んだ上で、
適宜適切に対処すべきですので、
次号メルマガ(第403号:1月9日)で、
これらを整理して分析する予定です。
メルマガ等でも指摘していますが、
やはり今年はいろいろと厄介です。
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