2022年に日本政府・日銀が迎える「試練」。
昨日の日経平均は反落。
朝方にはそれなり買いが入り、
29106.28円まで上昇しており、
このまま「掉尾の一振」へと、
買いが続くかと思われましたが、
アジア市場の停滞が重石となり、
前場のうちに下落に転じました。
材料に乏しい「様子見」が続き、
売買代金は一向に膨らまない中、
各国でのオミクロン株の拡大等が、
株式市場にも影響してきたために、
一時は前日比339.55円安となる、
28729.61円まで下げてしまい、
年末高で終わることへの期待を、
極めて小さくしてしまいました。
もっとも後場には切り返しており、
再び2万9千円の手前くらいまで、
株価を戻して引けています。
実際、非常な高値圏でもあり、
株価が大崩れする予兆もなく、
悲観的とは言えない空気で、
大納会の日を迎えるわけです。
ことに岸田政権の中枢の人々は、
この株価に満足しているでしょう。
もっとも。
来年はかなり難しい状況に、
マクロ的にも国際情勢からも、
いきなり直面しかねないのは、
前号メルマガ(第401号:12月26日)で、
詳しく触れているところであります。
コロナ禍の真っ最中の頃よりも、
頭を悩ませられそうな判断を、
各国当局は迫られる恐れがあり、
特に日本政府・日銀にとっては、
巨大な試練になりかねないため、
いずれにせよ要注意の年ですので、
そのあたりを整理してみた上で、
新年早々のメルマガのなかで、
来年の株価展望を俯瞰する予定です。
(お正月の3が日が明けた1月4日に、
次号メルマガ(第402号:1月4日)を、
発行する予定で準備しております)
本年もご愛読いただき感謝致します。
どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。
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