来週以降もまだまだヤマ場は続く。
昨日の日経平均は続落。
非常に薄商いとなり、
全体的に「様子見」モードです。
ただ、「円高」の進行が止まったことは、
日経平均の支援材料です。
また、昨日からトランプ政権から、
関税について相反する発言が出ていますが、
「関税実施」のほうが事実ならば、
相場はさらに弱気に傾きますし、
「関税撤廃」のほうが事実ならば、
市場の流れを大きく逆転させる、
超ビッグサプライズになります。
昨夜の米国株は後者が材料視され、
大きく上げているようですが、
政権からの発信内容が混乱している上に、
議会の雰囲気も加味すべきですので、
いずれにせよ、注意が必要です。
むろん、「次の波乱」に備えて、
ピリピリする雰囲気も続いています。
英国内閣の不信任案が否決され、
「合意なき離脱」を回避する方策が、
英欧双方の指導者によって模索されます。
大逆転打に一縷の希望があるとはいえ、
そんなに簡単に解決策が見つかるのなら、
こんなにギリギリまで追い込まれはしません。
いずれにせよ、ヤマ場はまだまだ続いており、
週明けまで好悪それぞれの意味において、
「霧の中」からどんな材料が飛び出すか見えません。
また、来週以降、今月末にかけては、
世界の「構造と秩序」を一変させ、
日経平均の土台を根本から変えそうな、
重要な日程が目白押しに並んでいます。
米中間、英欧間の交渉や協議だけでなく、
日ロ、日米の関係もいよいよ大詰め。
いずれも世界史・日本史に残る、
重要な転機になる可能性があり、
日経平均も安倍政権もその首尾如何で、
激甚な影響が及ぶとみられています。
対ロ外交と対米外交のどちらも、
徐々に方向性がみえてきており、
安倍政権もそろそろ「見切り」をして、
下すべき決断を下し、備えるべき準備をし、
今年の政権運営の絵図を描くべき時期です。
通常国会の日程も固まってきていますが、
降って湧いたような内政上の課題で、
来週、国会は閉中審査によって動き出します。
安倍政権にとってはこれをどう処理するかで、
うまく政権浮揚につなげることも、
逆に「突然死」のリスクを高めることも、
どちらもあり得る状況だと認識されます。
次号メルマガ(第248号:1月20日)では、
こうした激動する世界情勢の諸シナリオと、
日本の外交・内政双方の戦略を織り込んで、
今後の展望を分析する予定です。
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