昨日の日経平均は反落。

英国議会がEU離脱案を否決して、

「未知の領域」に突入したため、

一定の不安心理が広がるのは、

当然といえるところではありますが、

しかし、下落幅は最大でも200円超と、

パニックとはほど遠い水準にとどまりました。

「合意なき離脱」が回避されるかどうか、

全くもってわからない状況ではありますが、

英国のメイ政権への内閣不信任は否決され、

先行きに一縷の望みが残されました。

メイ政権はまだまだ来週にかけて、

「粘り腰」の努力を続ける姿勢ですし、

ドイツなどEU側にも「助け舟」を出して、

混乱の回避を模索する動きがあります。

すべてが濃い「霧の中」で進んでいますが、

少なくとも3月29日に離脱するという日程は、

変更が可能という観測も聞かれる状況で、

メイ政権が逆転打を放つ可能性も、

まだ捨てきられていないわけですから、

いずれにせよシナリオが見えてくるまで、

過度に売り込むのもリスクがあります。

また、英国や欧州の情勢もさることながら、

日経平均にとっては為替も最重要です。

前号メルマガ(第247号:1月13日)で述べた通り、

米国の金融当局の判断如何により、

また、今月下旬からの日米交渉により、

「円高」が進むかどうかが決まりますが、

現時点ではまだ確固とした材料がありません。

昨夜は米国の株式市場が金融機関の好決算で、

安心感から少し上昇を遂げていますが、

これにともなってじわりと為替も「円安」へ。

今の日経平均には何よりの支援材料といえます。

前号メルマガでかなり詳しく述べた通り、

日本政府・日銀が最大限に注意しているのは、

なんといっても「ドル円」の動きですが、

急速な「円高」をもたらす材料は、

今週になって米国側からはまだ出ておらず、

日経平均に「小康状態」をもたらしています。

ともあれ、為替の動向も、英国・欧州情勢も、

最大のヤマ場は来週以降、今月下旬にかけて、

やってくるものと思われますので、

いずれにせよ正確に情勢を見据えて、

適宜、適切に動く備えをしたいものです。

ところで。

歴史的な「ドル円」の経緯を振り返り、

今また為替が焦点になりつつあるのを見て、

日本の未来について考えることがあります。

「円高ドル安」が周期的に繰り返されることで、

世界全体のシステムが維持されてきたと考えると、

今後、為替を株価がどんなシナリオになるか、

なんとなくわかってくるようにも思います。

ただ、「歴史は繰り返す」としても、

いつも同じように繰り返すとは限らず、

為替については過去の前提条件と、

ずいぶん違った環境になっていることも、

否定できないところではあります。

世界情勢が混乱と混迷を深めていますが、

為替を通じて「世界の未来」が、

おぼろげながら見えてきそうですので、

次号メルマガ(第248号:1月20日)のなかで、

詳しく分析と考察を進めていく予定です。

★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ

※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第246号:1月6日発行、第247号:1月13日発行)が届きます。

【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】


人気ブログランキング

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

FC2Blog Ranking

全投資家必見!衝撃のメルマガ申込みはこちらから

※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】  アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】  霞が関の予言「日本未来設計図」  【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】  「AI時代」と「百年の富」

※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。

あわせて読みたい関連記事