情勢は国内も海外もまだまだ流動的。
昨日の日経平均も続伸。
朝方には若干の利確売りが出ましたが、
内外ともに特段の悪材料はなく、
小幅ながら上昇が継続しました。
トランプ大統領が習近平政権に対して、
第4弾の関税発動を示唆しましたが、
「首脳会談」を求めての「脅し」でしたが、
いささか乱暴ながら「対話の要求」でもあり、
市場を動揺させることはありませんでした。
もっとも、売買代金はちっとも膨らまず、
市場参加者は全体的に「様子見」といえます。
国内情勢は流動的です。
今日からイランを訪問する安倍総理が、
何らかの外交的な成果を挙げるかどうか。
また、連続する大きな「外交戦」を、
国内政局にどう活かしていくかは、
やはり蓋を開けてみるまではわかりません。
前号メルマガ(第268号:6月9日)で述べた、
「2000万円貯金問題」という「乱気流」を、
迅速に「火消し」することができるかどうか、
また、その後の「反転攻勢」のための戦略を、
スピード感を持って打ち出せるかどうかでも、
夏の選挙の見通しは変わってきますから、
政権も与党も連日、全力を挙げて、
ダメージ・コントロールに余念がありません。
野党側はまだ警戒を緩めてはいませんが、
「緊迫の一週間」の「決断」がどうなるかは、
問題の「火消し」の度合いにもよります。
また、これまた前号メルマガで述べた、
世界情勢にわだかまる「黒雲」の数々が、
次第に深刻度を増していることも事実であり、
情勢は非常に流動的といえます。
安倍政権が再び態勢を整えたからといって、
日経平均に「重石」がかかってしまえば、
勢いの良い上昇は望めないのは当然であり、
昨日の「様子見」はそうしたことも、
見極めたいとの心理のあらわれでもしょう。
いずれにせよ内外の情勢はまだまだ流動的であり、
「結論ありき」には遠い状況ですので、
特にこれから出てくる新しい材料には、
機敏に反応できる準備は必要と思われます。
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