安倍政権の「外交戦」も本格始動。
昨日の日経平均は3日続伸。
米国をはじめ世界情勢の「小康状態」と、
「円高」の進行が一段落したことを受け、
昨年末からの下落分が買い戻され、
一時、20500円に迫る上昇を遂げました。
ただ、買い戻しが一服すると、
引けにかけて戻り売りに押されており、
手放しで楽観的な雰囲気が広がったとは、
まだまだ言い難いところがあります。
米国株は戻り基調が続いていますが、
為替のほうは懸念してきた通り、
「円高」が進行しつつもあり、
日経平均には逆風となっています。
また、株価が戻れば戻るほど、
次に悪材料が破裂したタイミングで、
大きく売られる恐れも増すわけです。
どちらに転ぶかわからないことが多いですが、
来週以降に控えている重要日程を考えると、
確かに「売り待ち」戦略にも合理性があります。
特に、英国のメイ政権がどうやって、
「合意なき離脱」の危機を回避するのか、
まだまだ見えてこないこともあり、
そこでの波乱を待つという投資家も、
少なくないであろうと思われます。
いずれにせよ、年初から重大な話が相次ぎ、
判断には慎重さが求められるところです。
ところで。
前号メルマガ(第246号:1月6日)で述べた通り、
米国、中国、欧州、東アジア、中東などで、
世界の「構造と秩序」そのものが、
大きな試練に晒されそうな今年ですが、
こうした激動の時代を乗り越えて、
有利な「構造と秩序」に作り変えるべく、
能動的、積極的かつ主体的な「外交戦」を、
安倍政権が繰り広げていきつつあることも、
今年の重要な話題のひとつでもあります。
こうした外交努力が功を奏するならば、
多少の混乱と混迷はあったとしても、
やがて明るい展望が開けてくることは、
前号メルマガでも詳述したところです。
安倍政権は今年の「外交戦」を、
また壮大なスケールで本格始動しています。
EU離脱を前にして緊迫する英国、欧州を、
このタイミングで訪問することには、
それなりの重大な狙いがあります。
次号メルマガ(第247号:1月13日)では、
来週の英国の議会採決がどうなるかで、
世界と日本に与える影響だけでなく、
仮に混乱と混迷の展開になったとして、
「その後」どうなる可能性があるのかまで、
ちょっと時間軸の長い分析をする予定です。
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