「小康状態」と「越すべきハードル」。
昨日の日経平均も続伸。
昨日書いた小康状態が継続し、
為替も少し円安に振れたこともあり、
危なげなく上昇が続きました。
もっとも年初までの暴落局面で、
大いに下げていたことを考えると、
悪材料が途切れたタイミングで、
これくらい買い戻されるのは、
さほど不思議ではないといえます。
FRBが方針を転換しつつあることや、
対中交渉や議会対策などで、
トランプ大統領の言動がかなり軟化し、
一服ムードは漂っていますが、
そもそもトランプ氏が何を言い出すか、
さっぱりわからないということが、
昨年来の下落の背景にあります。
さらに欧州、東アジア、中東などそれぞれに、
独自の要因で不安要因が燻っていますから、
中途半端に高くなってくるにしたがって、
また売り込まれるリスクも高まり、
市場の警戒感は増す懸念はありますので、
諸情勢の変化には注意が必要といえます。
また、米国の状況が少し好転しても、
むしろそれが原因となって、
為替が日本市場に好ましい方向に、
動かなくなる恐れがあるということも、
前号メルマガ(第246号:1月6日)などで、
そのメカニズムを詳しく述べたところです。
米中協議や米国の議会対策が主因となって、
小康状態を保っているところではありますが、
来週はまた大きく警戒すべき日程があり、
越すべきハードルは非常に高いですので、
次号メルマガ(第247号:1月13日)で、
それらを踏まえてまた展望を分析します。
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