「次の波乱」への対応策。
昨日の日経平均はついに反落。
米中協議の進展は報告されず、
好材料も出尽くしとなったことで、
買い戻しのエネルギーも尽きた上に、
「円高」が再加速しはじめたことで、
日経平均は下げてしまいました。
FRBの「引き締め継続」の発言などで、
昨夜は若干、為替が戻しているために、
なんとか2万円ラインをキープして、
週をまたぎそうな雰囲気ですが、
いずれにせよ来週以降に予定される、
一連の海外イベントのことを考えると、
なかなか楽観的にはなり切れません。
英国の議会採決が近づいていますが、
もし、「合意なき離脱」となった場合、
英国もEUも、また他国も国際機関も、
この「波乱」に巻き込まれそうですから、
日本政府も緊張して見守っているようです。
日本政府と日銀にとっては、
対米交渉と「円高(対ドル)」に加え、
厄介な荒波がやってくるわけですが、
その対応策はかなり限られています。
いろいろと情報収集してきた内容を、
次号メルマガ(第247号:1月13日)のなかで、
より具体的にご紹介する予定ですが、
たとえ来週の衝撃が最小限にとどまり、
最善のシナリオで推移したとしても、
その先、かなり覚悟が必要ではあるようです。
日銀にとって為替政策は全般的に、
「出口戦略」との兼ね合いもあって、
だんだんと深刻化しつつあり、
「窮地」といってもよい状況といえます。
これから何が起こり、何に注意すべきか、
次号メルマガでまた詳しく分析する予定です。
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