安倍政権はこの「闇」を振り払えるか。
（午前0時の更新です）
先々週の金曜日は「悪夢」のような一日となり、
相場も政界も大混乱をしましたが、
先週の金曜日もまた凄まじい衝撃が相次ぎ、
日本中が騒然とする一日となりました。
ただ、未明から午後まで「これでもか」とばかりに、
下げ要因ばかりが連続した先々週とは違い、
先週、日本市場に押し寄せた内外の衝撃には、
「光」の要素もあれば、深い「闇」もありで、
日経平均は依然として方向感を失ったままです。
その何が「光」にあたり、何が「闇」かについては、
前号メルマガ（第203号：3月11日）に書きましたが、
とりあえず今日からの日経平均の値動きについては、
国内政治の「闇」の要素を無視はできません。
誰もが認めるように今、安倍政権は窮地にあります。
財務省は「完全敗北」して白旗を掲げていますが、
今後はこの責任問題が政権全体に波及しないよう、
最大級のダメージコントロールが必要になります。
官邸としてはまだまだ「粘り腰」でしのぎ切り、
内閣の存続と延命を確実にしたいところですが、
野党とメディアが勢いをつけてしまっていますし、
何よりも厄介なのは与党内の「安倍おろし」です。
現在の日経平均株価というのは、
安倍政権とアベノミクスを前提としていますから、
こうした政局が相場に影響するのは必至です。
今日からの国会はさらに大荒れになりそうですが、
政権が打つ「次の一手」がどうなるかで、
今後の相場シナリオが定まってきます。
外部要因は不安定ながらやや「光」が差しましたが、
国内要因には大きな「闇」が口を開いています。
安倍政権がこの「闇」を振り払えるかどうか。
今日から次の次元に突入する政治ドラマから、
目を離せませんし、気を抜くわけにもいきません。
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