北朝鮮の挑発に対して、

米国側は軍事行動の動きを示しません。

むしろ「主戦場」を国連の場に移した上で、

「経済制裁」の「圧力」を背景とする形で、

あくまで「対話」を求める姿勢を強く打ち出しています。

どちらに転んでも嫌な展開ですが、

日本にとっては物心双方の負担が長く続くほうの、

嫌な展開になりつつあるようです。

(米国の意向とはまた別に、

日本が進んでそうした未来を望んでいる、

という「噂」もしばしば耳にしますが)

永田町ではこれを見越した話が語られつつあり、

関連省庁はすでに準備に入っています。

無論、日本でも一部の人々や、

また米国の人々は高笑いしそうな話ですので、

「この先」について囁かれるシナリオについて、

次号メルマガ(第176号:9月3日)で書きます。

ただ、北朝鮮によるあれほどの挑発があり、

それでも米軍が動きそうもないのを見て、

昨日の日経平均は大きく反発しました。

週明け早々から「冷や水」が連続し、

せっかく回復した19500円を割っていましたが、

一気に為替が110円近くまで戻したのと連動して、

日経平均にも一気に買い戻しが進んだ格好です。

昨日は「仕掛け」や「思惑」の側面も大きかったですが、

前号メルマガ(第175号:8月27日)で指摘した通り、

本当に北朝鮮をめぐる「地政学リスク」が解消され、

また米国の「政治リスク」も不安がなくなるのであれば、

日経平均はやはり、もう少し上にいるはずです。

もっとも。

9月には北朝鮮に関してまた「ヤマ場」があり、

また、米国の「政治リスク」は9月から本番です。

日経平均が「例の水準」まで上昇したとして、

その後、すんなりと上昇してくれるかどうかは、

やっぱり海外の情勢に左右される話ですし、

もっといえば海外の情勢推移に連動する形で、

相場を上に下にと攪乱したいという、

機関投資家たちの「思惑」にかかっています。

このあたりのシナリオについても、

詳しくはまた次号メルマガで。

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