日経平均は再び19700円台。
昨日の日経平均は大きく反発。
ようやく一息つけました。
金正恩氏が「グアム攻撃」について、
思いとどまるような発言をしたことなどが、
市場の安心感となって広がっており、
為替のほうも急速に円安の方向に振れています。
ただ、本当にミサイル発射をしない確証はなく、
発射準備ともとれる動きはまだ継続中とのこと。
さらに言えば、こんな危険な言動をもって、
米国を直接的に威嚇しようとする人物を、
米国の「玄人」達が放っておくのかわかりません。
前号メルマガ(第173号:8月13日)で分析したように、
「グアム攻撃」(沖合への射撃)をしても、
北朝鮮にはなんのメリットもないはずですが、
合理性を欠いた判断をする指導者の存在を、
野放しにしておくメリットは米国にはありません。
すでに北朝鮮の側が危険すぎる賭けに出た以上、
「落とし所」の選択肢は随分と狭まっています。
「安心」してよい状況とは思えません。
金正恩氏が発言を後退させたことで、
世界的には株価が戻す傾向にありますが、
「当事国」となる日本の日経平均は、
19700円台で押し返される展開となっています。
なお、この株価位置というのは、
前号メルマガでも注目していたところです。
市場のコンセンサス形成に深く関わることですので、
今日以降もこのレベルを守り続けることができれば、
今後の相場の推移を占うひとつの目途となります。
依然として「霧の中」にある株式市場ですが、
新しいコンセンサスは常に形成されますので、
どういう投資方法をとるにしても、
それを常に意識しておくことが肝要かと思います。
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