どちらに転んでも嫌な展開。
(午前0時半の更新です)
北朝鮮のせいでリスク・オフ。
昨日、朝一番のミサイルのせいで円高が進み、
日経平均も下落しました。
米国との駆け引きを続ける北朝鮮は、
ギリギリの所で「落とし所」を探っており、
やはり軍事衝突は回避したいのでしょうが、
だからといって米国の同盟国である日本に対して、
遠慮する道理はないと考えているようです。
あるいは米国が指定する「レッドライン」に、
日本が含まれているかどうかを、
慎重かつ狡猾に見極めているのでしょうか。
どうも日本にとっては嫌な展開です。
前号メルマガ(第175号:8月27日)で書いた通り、
米朝の間で「手打ち」が成立するとしても、
それが日本にとってハッピーな結末とは、
必ずしも言い切れないところがあります。
もっとも、さすがにここまでされてもなお、
米国が何の行動も起こさないというのは、
過去の言動を勘案する限り考えづらいことです。
9月上旬の「ヤマ場」が近づいていますが、
米国というのは「敵」にとって祝うべき日を、
血塗られた日にすべく仕掛ける癖があります。
水面下で「落とし所」を探り続けているとはいえ、
何事にも「我慢の限界」というものがあります。
市場全体が「まさか」の発生に警戒しつつあるのも、
あながち「過剰反応」ともいえない状況でしょう。
しかしながら。
今後も米国が沈黙を守り続け、
同盟国の危機を傍観するようであれば、
もはや世界における米国と米軍のプレゼンスなど、
ないも同然と言わざるを得ません。
永田町・霞ヶ関ではこの懸念についても、
ざわめきとともに嫌な空気が広がっており、
安倍政権もその後継政権を狙う人々も、
外交、軍事、経済政策全般について、
「現実的」な見直しの話に拍車をかけています。
9月に突発的な「まさか」があるかどうかは、
日本国民として投資家として気がかりですが、
しかしその「まさか」が起きなかったなら、
それはそれで長く厄介な未来が待っています。
国家の方針が根本的に変化するということは、
将来の投資計画、人生設計にも重要なことですので、
次号メルマガ(第176号:9月3日)で触れます。
いずれにせよ、どちらに転んでも嫌な展開です。
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