アベノミクスに「修正」の可能性？
【慶祝】眞子内親王殿下の御婚約を心からお祝い申し上げます。
（午前0時の更新です）
日経平均は「2万円の攻防」が継続中。
昨日はあと少しで2万円に到達と思われましたが、
またしても押し戻されてしまいました。
そろそろ戻り売りの圧力は緩和されてもいい頃ですが、
タイミング悪くトランプ大統領のロシア疑惑について、
また新しい「機密漏洩疑惑」が飛び出したりして、
株高を支える相場環境そのものが安定しません。
寄り付きの高値から前場で大きく値を消した後、
後場で必死に戻すという展開は「いつも通り」ですが、
前日比50円高とはいえ小さな陰線になっています。
前号メルマガ（第160号：5月14日）で指摘したような、
主として外的な「不安」が解消ないし緩和されたら、
ふわっと上昇して上値を追ってもおかしくありませんが、
その「不安」というのが史上例を見ないものばかりです。
国内では終盤を迎えた国会が、おそらく今日のうちに、
今年最大の衝突劇を演じるものとみられており、
それによって政権がどの程度のダメージを受けるのかは、
実際にやってみないことにはなんともいえません。
日経平均を上層させる潜在力は十分ではありますが、
このように強気に向かっていくきっかけがつかめません。
眞子さまのご婚約で日本国民には久々に明るい話題で、
昨夜は街のあちこちで本当に歓声が上がっていました。
しかし、当面の政治的リソースを全て「改憲」に集中し、
皇室典範の問題に深入りしたくない政権にとっては、
望まない形で議論が再燃しないか気がかりのようです。
もっとも。
安倍政権は「改憲スケジュール」を睨んで、
全面的な戦略転換をしつつあると思われることは、
前号メルマガでも詳しく書いた通りですが、
そこには株価だけでなく景気・経済対策も含まれており、
近くアベノミクスに小さくない修正が加えられ、
景気見通しを底上げする可能性が浮上しています。
うまくいけば本当に物価2％の上昇が達成され、
日経平均も相当カサ上げされるという説もあり、
これが「熱い夏」の支援材料になる可能性もあります。
いずれにせよ、景気、経済、株価にとっての影響は、
無視できない可能性がありますので、
次号メルマガ（第161号：5月21日）で分析します。
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