(連休中につき短めの更新です)

昨日の日経平均は上昇しました。

諸情勢について本当のヤマ場はまだもう少し先です。

売り方も連休前には当然に手を緩めるでしょうし、

連休の谷間で参加者が多くない時は、

政府主導の上昇力が効いてきます。

もっとも、北朝鮮情勢についてはちょっと変化の兆しがあり、

米国による硬軟両様の交渉戦術のうち「軟」の部分が、

少し具体的な形で提示されています。

前号メルマガ(第158号:4月30日)で書きましたが、

米中とも戦争への備えはしっかりと整えつつありますが、

同時に戦争以外の「出口」も丹念に準備を進めています。

また、前号メルマガでも詳しく書いた通り、

金正恩体制の維持は米中とも望んでいないといっても、

しかし、ロシアという別のファクターの牽制もあって、

単純に北朝鮮を圧殺すれば済む話でもなくなってはいます。

米朝間に本当に「対話」が始まるのであれば、

少なくとも「即時開戦」は遠ざかり、

市場にとっては「安心」の材料ともなりましょう。

畢竟、「危機」を煽って株安をけしかけてきた筋には、

思惑とは逆の材料として作用するわけです。

実際、円安、金安の動きをみても、

緊張は一時弛緩、あるいは「中休み」状態になっています。

もっとも積極的に買うほどの好材料が出たわけでもなく、

ボールを投げられた北朝鮮側の反応の如何によっては、

ふたたび緊張が高まる可能性は常にあります。

いずれにせよ、もうひとヤマ、ふたヤマはありそうです。

また、米国内の政治状況は予断を許さず、

今週は重要な経済指標が目白押しということもあって、

「トランプ相場」の先行きも不透明という事情もあります。

「緊張緩和」の兆しを受けて買いに転じようという方は、

そうした点をご勘案の上、思惑違いでも損失が最小化されるよう、

賢明な備えのもとになさるべきかと思います。

おそらくここ数日で急速に事態が動いてくると思われますので、

次号メルマガ(第159号:5月7日)でまた書きます。

大型連休なので「短縮バージョン」でお送りする予定ですが、

(前号は結局、通常並みの文章量でした・・・)

全く気を緩めることのできないゴールデンウィークです。

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