「運命の日」です。

やはり最終盤まで「ヒラリー優勢」でしたから、

市場はこれを織り込んではいます。

しかし、「トランプ逆転」を完全に否定し切るほどの、

強い材料も出ていませんから、

多くの投資家が息を潜めて成り行きを見守っています。

まあ、「選挙戦」は終わったわけですし、

海の向こうで騒ごうが何をしようか、

選挙結果には何の影響もありませんので、

本日昼頃とみられる「結果判明」を待ちたいと思います。

もしかしたら、12月に行われる選挙人投票まで、

まだひと波乱、ふた波乱あるかもしれませんが、

新大統領が誰になるか決まったところから、

運命の「12月相場」に入っていくものと思われます。

年末年始に向けて世界は動いています。

米国の追加利上げの有る無しとその影響。

欧州、特にEUの今後をめぐる幾多のイベント。

そして、日本の政局と経済政策の「玉」です。

米国大統領選や韓国の大統領スキャンダル、

また、豊洲に続いて福岡市の「地下」の件などで、

多くの人々が気付いていませんが、

国会は今、憲政史上珍しい不正常な状況です。

しかも、与野党の対立で止まっているのではなく、

与党内で「政府対国会」という構図をもって、

重要法案の採決が見通せない状況です。

おかげで、「年内破れかぶれ解散」などいった、

ムチャクチャな「恫喝」が永田町に流れたりして、

いったい何が何だかよくわからなくなっています。

前号メルマガ(第133号:11月6日)に書いたように、

すべての背景には「米国新政権」と「対ロ交渉」という、

歴史的な「大転換」を前にしての、

安倍政権の気負いと焦りがあります。

今日、「運命の日」を境に「新しい世界」が開けます。

ブッシュ時代のように親日的でもなく、

オバマ時代のように甘っちょろくもない米国と、

中国と日本を天秤にかけて、

再びの「覇権」を狙うロシアを前に、

「大国」のひとつとしてどう振る舞うかが、

安倍政権の今後の大きな課題となります。

そうした困難な環境において、

将来にわたり日本の繁栄と栄光を確保する道は、

実はないこともないのですが、

全ては安倍政権の手腕にかかっています。

次号メルマガ(第134号:11月13日)で、

日本の大繁栄にとって究極に大切なポイントを、

いくつか考察してみたいと思います。

全ての投資家にとって必須の情報と考えています。

実際、日本には、驚くような未来図があり、

日本政府はもう「新しい世界」に向けて走り始めています。

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