おはようございます。

連休も明け、本格的な五月相場です。

昨年末、「5月の時点で日経平均は14000円台前半」といえば、

おそらくほとんど誰も信じなかったでしょうが、これが現実です。

事実、14000円ラインは今年に入って2回も割れたのです。

そして今もなお、今年前半相場に下落をもたらした要因のうち、

1)消費増税にともなう重し

2)中国失速懸念にともなう重し

の2つがずっしりとのしかかっています。

連休中に発表された中国PMIは悪化していました。

メルマガで書きましたが、

本当のチャイナ・ショックはまだ先とはいえ、

日中関係の悪化もあって、重苦しく日経平均を押し下げています。

しかし、下落をはねかえすエネルギーもあり、相場を支えています。

①米国株高

②追加緩和「期待」

③成長戦略「期待」

が、その三本柱です。

とりわけ、連休中の外遊先で、

安倍首相が雇用規制改革を、

甘利大臣が法人実効減税を打ち上げ、

官邸に「小さな政府」の火が消えてないことを示しました。

(以前も申し上げましたが、連休の要人外遊発言は要注意です)

当面の相場は、上記1)2)の「下落要因」と、

①、②、③の「上昇エネルギー」の綱引きです。

「下落要因」のほうはほぼ出尽くしましたが、

かといって一朝一夕に改善されるものではありません。

「上昇エネルギー」のほうは勢いがつく可能性がありますが、

その正体は「期待」であり、剥落すれば一気にいきます。

その意味で、今週は、

「下落要因」と「上昇エネルギー」のどっちが強く、

どっちが続くかを見極める、大事な一週間となるでしょう。

いずれにせよ、14500円近辺は「居心地のいい水準」のど真ん中ですから、

どちらに仕掛けるにもリスクがあり過ぎますので、

私自身は、連休明けもまだ「休むも相場」を決め込みたいと思います。

心配しなくても、煮詰まってくれば必ず、

上か下か、どっちか一方に動きます。

そして、上でも下でも「異常値」に達した頃、

心と資金に余裕をもって、安心、安全、堅実なトレードをやるつもりです。

皆様にも、大きな幸運がやってきますようにお祈りしております。

追伸、

メールマガジンの反響が思ったより大きく驚いております。

内容に驚かれた方も多いようですが、

国家の中枢に食い込むような巨大資本の機関投資家は、

あれくらいの情報と分析は当然持っているのです。

どおりで素人が勝てないわけだと、おわかりいただけたかと思います。

経験とかスキルの問題よりも、情報の質と鮮度の問題なのです。

今後とも、読者のための情報提供を続けて参りますので、

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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