(昨日に引き続き、午前0時の更新です)

日経平均は再び19000円トライへ。

何度も申し上げますように、政府にはまだ「玉」も「弾」もあり、

来年の「ビッグイベント」にあわせて株価操作をやるつもりです。

外部要因さえ落ち着けば、そう簡単に日本市場を売り崩せません。

ただ、現時点では、政府も短期的な急上昇で最高値更新を目指すより、

ある一定水準以下に「下げない」ことに注力するほうが利口です。

実際、戻りは鈍いですし、また、そのように操作されているのでしょう。

そして、しばらく、そういう株価操作がなされるであろうと、

秋からの一連のメルマガで見立ててきましたが、

実際、9月暴落から回復して以来の日経平均は、

そのとおりの動きになって、この年末相場を迎えました。

結果として、「掉尾の一振」というよりは、

「ど真ん中のやや上」あたりで膠着して一年を締め括りそうです。

さて。

年末ぎりぎりに「従軍慰安婦問題解決」という「玉」が出てきましたが、

外交史的に大きな意味はあり、また、アメリカは喜ぶでしょうが、

相場への影響という意味ではさほど大きくないように思います。

むしろ、安倍政権から保守層の支持が離れることも心配され、

政権基盤がしっかり維持できるのかの観察が必要となりましょう。

今回のが「良い玉」か「悪い玉」かは、いずれ歴史が裁くはずですが、

株式相場を上昇させるという意味において、

政府が温存する本当の「大玉」はもっと別のものと聞いています。

ただ、その「大玉」を出せるかどうかは、

超えるべき高いバーがいろいろありますので、

私たちが「期待」するように政府が繰り出せるかどうかは未確定です。

政治も外交も、誰かが描いた筋書き通りに行くことはまずなく、

常に相手があり、その相手との熾烈な駆け引きで決まります。

経済の世界も、複数のシナリオこそ立ちますが、

実際にどうなるかは、血で血を洗う駆け引きの結果で決まります。

そして、いろんなプレーヤーが生き残りをかけて戦う「鉄火場」が、

相場であり、特に先物市場はそれが毎日、数分単位で行われます。

米国大統領やIMF総裁でさえ、時に愕然とさせるのが相場の恐ろしさです。

完全な「予測」など、神ならぬ身には不可能ですが、

それでも次々に発生する事態にうまく「対処」し、

まずは生き残り、着実に勝ちを積み重ねた者だけが、

やがて大きな富を掴むことができます。

どうも、来年の相場は非常に極端なことが発生しそうですが、

その大嵐をうまく生き残り、次の景気サイクルが回るのにあわせて、

適切な「対処」ができる投資家だけが、

次世代に残す大きな富を築くことができると信じております。

さすがに、これだけ多くの熱烈なご要望をいただきましたので、

私も、もうしばらくメルマガを続けるつもりになっています。

どうぞ、来年も、よろしくお願いします。

(ただし、大きな決断を考えています)

ともあれ、今年もあと2営業日です。

気を抜かず、間抜けなことなどしないよう、

最後まで相場の世界に向き合ってまいりたいと考えております。

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