政治の世界には決まったシナリオなど一切ありません。
(午前0時の更新です)
日経平均はようやくいったん反発。
昨日のエントリーで、
「ここらで、そろそろいったんは反発しないと、
おかしい株価位置まで近づいているとは思います」
と書きましたが、日経先物ナイトは、
昨日夜に15600円台まで下がったところで反発。
前号メルマガ(第112号:6月12号)をお読みになれば、
私が「15600円」という株価位置をどう捉えているか、
おわかりいただけると思いますが、
市場参加者は「底」について新しいコンセンサスを、
今、形成しようとしているのかもしれません。
ともあれ。
「6月の暗雲」の材料はまだ出切ったわけではなく、
日米英で何が飛び出すのかを皆が待っています。
都知事をめぐる騒動をみてもわかるように、
政治の世界には決まったシナリオなど一切ありません。
自民党に反旗を翻した人物を、
自民党が都知事という要職に担ぎ、
自民党がその同じ人物に引導を渡しました。
まさに、「政界は一寸先が闇」です。
そして、その政界の大騒動に左右されるのが、
徹頭徹尾、「政策相場」である「アベノミクス相場」です。
カムバック以来、安倍総理は大変な「豪運」でしたが、
今、政権の一存ではどうにもならない荒波に晒され、
「頼みの綱」の株価がここまで崩落してしまいました。
参院選を前に株価があまり下がり過ぎるのは要注意。
まずは日米の金融政策がどうなるかを要確認ですが、
政権はやはり「のるか。そるか」の試練の中にいます。
「相場は生き物」です。
お芝居の舞台が刻々と変わるように、
相場をめぐる環境は次々と入れ替わります。
今日も特に激しく株価が変動する恐れがありますので、
「欲」と「恐怖」に振り回され、
市場からの退場を宣告されないようご注意を。
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