「仕掛けてくる」と書いたその日に仕掛けてきました。
「仕掛けてくる」と書いたその日に、ヘッジファンドが仕掛けてきました。
昨日の日経平均は、前日とは正反対に、ほぼ安値引け。
昨夜のナイトセッションでも猛烈に売り込んできましたが、
ナイトで下げを演出するのは、最近の彼らの手です。
本日は、昨日の下げを受けて、政府がどう対抗してくるかが焦点です。
公的資金による防衛出動(PKO)の程度によっては大きな反発が望めますが、
防衛に失敗すればもう一段安くなって、底割れするかもしれません。
昨日、仕掛けられたトリガーのひとつは、午前中の予算案の閣議決定でした。
「材料出尽くし」という「材料」はまだ終わっていなかったようです。
やはり、直近の日経平均全体には下げ圧力がかかっています。
1月26日に通常国会が始まる予定ですが、提出される「予算」と「法案」のうち、
「予算」のほうはマーケットの期待を上回るものではありませんでした。
「法案」のほうもぼちぼち出てきますので、売り方は一応、警戒はしていますが、
私が前号メルマガ(第28号:1月11日発行)で書いた内容なら、やはり●●でしょう。
年初のブログで「ちょっとすぐれない状況が続くかもしれません。」と書いた、
その通りの相場展開がずっと続いていますが、
それは伝聞する「予算」と「法案」の内容を踏まえてのものでもありました。
無論、政府には「玉」はあります。
やろうと思えば、ここからあと1000円でも2000円でも上げることは可能です。
しかし、いつ出てくるかが問題です。
持ってても出せないタイミングがあるのです。
このリズムと呼吸で、株価をめぐる駆け引きがなされますから、
政治日程のカレンダーを眺めていれば、
ヘッジファンドの「仕掛け時」、政府側の「仕掛け時」がおおよそ見えてきます。
これが、私のメルマガ「時鳥・政経レポート「天の時」」の柱でもあります。
不思議なことに、私以外にこうした見地からの情報提供、情報分析をやる「プロ」が、
あまり見当たらないようですので、永田町の内側情報をお伝えしている次第です。
事態が急変してきましたので、次号(39号:1月18日発行)は、
直近の日程をふまえて、またさらに分析する予定です。
ところで、今回の政府予算について。
決定的に重要な項目(見所)が今回、2つありました。
うち、ひとつが「まあまあ」、もうひとつが「期待外れ」だったことで、
ここ数日の「ぐずぐず相場」から昨日の急落を招いてしまったわけです。
逆に、この2つの点にクリアな好転の兆しがあれば、株価は反転していたはず。
私は、そうみています。
おそらく、むこう数年間は、海外の投資家は主にこの2点に注目し、
「長期的にみて、日本は売りか、買いか」を判断することになるでしょう。
それは、新聞やネットのニュースで、誰でも確認できるポイントです。
「それはどのポイントなのか」
「何がよくて何が悪いのか」
といった海外勢の見るポイントを、次号メルマガ(第39号:1月18日発行)で書きます。
機関投資家、政策分析専門家、本当の「プロ」が必ず確認するポイントですので、
是非、頭に入れて今後の株価推移を占う参考になさってください。
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