おはようございます。

昨日の日経平均は、

なんとか14500円を回復したものの、

そこからの「追い風」に欠けたまま。

TPPでのサプライズはないという情報が、

今度は米国側から漏れてきたりして、

安全保障面での日米同盟強化とは裏腹に、

経済政策での足並みの乱れをアピールしています。

無論、TPPが前進したからといって、

相場の雰囲気を全て劇的に変えてしまうほどの

インパクトはないであろうことは指摘したとおりですが、

それでも日経平均を数百円程度押し上げる材料にはなったはず。

ただ、「どうせ、日本はアメリカの言いなり」など、

したり顔でバカなことを言う人々の「予測」とは違い、

日本側交渉チームはかなり強気で押しまくっていることは、

このブログでも何度も言及してきました。

皮肉にもそれが、株価の押し上げを阻害しているわけですが、

国家にとっては株価だけが全てではありませんから仕方ありません。

ともあれ、

1)TPP交渉成立への「期待」

2)追加緩和への「期待」

で、目先の14500円ラインを超え、

「14800円のカベ」

「15000円のカベ」

を超えて欲しいという先日来の「願望」は、

叶うかどうか怪しくなりました。

少なくとも、1)TPP交渉成立「期待」での

これ以上の上昇はなさそうです。

 (仮に今後、TPP交渉「成立」を受けて上げた場合は、

 「事実」を根拠とした株価形成ですので、

 上記の「願望」とは全く異なるシナリオになるので注意)

決算発表が言われていたほど好調でもなく、

来期EPS予測を大幅に押し上げもしないようですから、

目先の「居心地のいい水準」に変化はありません。

そうなると、今の14500円あたりは「正常値」のやや上のほう。

もちろん、

「日米会談でどんなサプライズがでるかわからない」、

「追加緩和があるかもしれない」という警戒感で、

気の早い「仕掛け」はなかなか成功しないでしょうが、

4月30日に追加緩和のあるなしがはっきりし、

これ以上、上げる材料がないとすれば、

年初からの上値の切り下げが確定し、

外資は当然、売り込んでくる可能性が高いでしょう。

その場合は、「当面の軸」である、

14000円をはさんだ攻防になるのではないでしょうか。

私は、今週中に14800円レベルまでの上げを「期待」し、

その近辺で売りのポイントを探すつもりでしたが、

その150円手前(14649.50円)で押し返されました。

14500円は「正常値」ですので、

私の戦略ではなかなか仕掛けづらく悩ましいところ。

この短期波動の「天井」は見送り、

しばらくの間、「休むも相場」で見守ることも含め、

戦略を考えます。

もちろん、

日米交渉の発表内容や、

日銀の黒田総裁の動きサプライズがあれば

全く違った展開になります。

新しい状況に「対処」し、

臨機応変に緊急出動することもあり得ることは、

言うまでもありません。

【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下の3か所にクリックをお願いします↓↓↓】

にほんブログ村 株ブログへ
FC2Blog Ranking

※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

あわせて読みたい関連記事