米国市場の好調と日本市場の不安。
昨日の日経平均は大幅続落。
新型コロナの「第4波」懸念や、
「米中対決」に起因するリスクなど、
幾多の悪材料が表面化したために、
市場参加者の心理が冷えてしまい、
売りが売りを呼んで下げました。
2万9千円ラインのあたりでも、
下げ止まらず押し目も入らず、
むしろ下げが加速してしまいました。
市場心理が悪化する要因については、
前号メルマガ（第365号：4月18日）で、
詳しく分析しているところですが、
特段、改善に向かう安心材料もなく、
菅政権の繰り出す手も見えないため、
むしろ不安は拡大したといえます。
もっとも、米国株が救いとなり、
今日は上昇圧力が回復しそうです。
景気回復が鮮明な米国の市場は、
再び上を目指していますので、
その「連れ高」圧力が意識されれば、
日経平均もどこかで下げ止まって、
切り返しの機運が出るかもしれません。
とはいえ、日本市場だけをみると、
これといって良い材料がなく、
むしろ不安が拡大しているのは、
やはり注意が必要だと思われます。
ゴールデンウィークを直撃する形で、
新型コロナが急拡大してきた上に、
政権が描いていた「延命」戦略に、
根底から狂いが生じる恐れもあって、
政界はまた騒然としていますので、
次号メルマガ（第366号：4月25日）で、
そのあたりの状況も踏まえた上で、
今後の株価展望を分析する予定です。
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