トランプさんと米国市場。安倍さんと日本市場。
(午前0時の更新です)
日経平均は「気迷い」が継続中。
昨日は寄付からちょっと上に行きかけたと思ったら、
引けにかけてほとんど値を消してしまいました。
市場のセンチメントはやや弱気に傾きつつもありますが、
結局のところ今日、トランプ氏が何を言うか次第。
トランプ演説をもって「3月相場」が始まるわけですが、
日本を巻き込むような無茶苦茶な対外政策でもない限り、
大統領の演説に対するNY市場の反応の良し悪しが、
ストレートに日本市場にも影響しそうなだけに、
演説の内容もさることながら、
これからのNY市場の動きに要注目です。
国会のほうは参議院予算委員会がスタート。
「安全運転」を目指した今国会ですが、
「3大臣集中砲火」の騒動が終わっていないのに、
森友学園の問題で総理自身が集中砲火にあっています。
突如勃発したこの問題には大きく分けて、
「総理ゲート」
「財務省ゲート」
「維新ゲート」
の3つのスキャンダルが絡んでいますが、
自維両党とも政治家の金銭授受の形跡はないとされており、
ほどほどのところで手打ちになるものと思われます。
維新の会は都構想や大阪万博への悪影響を避けるため、
「維新ゲート」の爆発を回避するため財務省批判に集中。
そんなこともあって「財務省ゲート」からは、
誰か生け贄を献上しそうな雰囲気になっています。
一方、官邸は「総理ゲート」を沈静化を待って、
逃げの一手の答弁に終始していますが、
だんだん総理の顔色が悪くなるのが気になります。
おそらく、官邸のダメージコントロールを見る限り、
本予算が成立する頃までにはこの件はうやむやになり、
よくわからないまま「次の話題」に移行しそうですが、
前号メルマガでも詳述した通り、
この件が政界の水面下に投げかけた影響というのは、
限りなく巨大なものがあります。
ただ、「もうひとつ」の疑惑が本格的に浮上すれば、
この件は本当に政権の命取りになりかねず、
前号で書いた悪シナリオが前倒しで成就しかねませんので、
今日、明日と参院予算委の概括質問をふまえ、
次号メルマガ(第150号:3月5日)でまた分析します。
米国市場はトランプさんの一挙手一投足で、
また、日本市場はそれに加えて安倍さんの動向によって、
上にも下にも急変するリスクがありますので、
政治案件の話題には鋭敏になるべき時かと思います。
まったくもって、ヘンな時代と言いたくもなりますが、
そのヘンな時代を私達、投資家は生き残り、
資産を殖やすことがミッションですので仕方ありません。
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