おはようございます。

日経平均は極めて狭いレンジのなかに、

ベタッと貼りついたままです。

これほど動きがなくなったのは、

今年初めてですね。

「上にも、下にも、手がかりがない」

という人もいるようですが、

私には、上と下から大きな力がかかり、

それが「奇妙な均衡」となっているように思えます。

すなわち、

年初からの「下落要因」である、

1)消費増税にともなう重し

2)中国失速懸念にともなう重し

の2つと、

これに対抗する、

①米国株高

②追加緩和「期待」

③成長戦略「期待」

の3つの「上昇エネルギー」との「奇妙な均衡」です。

今は14400円付近という、

「居心地のいい水準」のど真ん中にいますが、

あれだけ連日、米国株が高値更新をしても、

この水準を上抜けることはできなかったわけです。

いずれにせよ、この均衡が破れたら大きな動きになるでしょう。

本日は、昨夜のNYの反落を受けて、

安く始まるでしょうが、

このあと出て来る本格的な大きな動きは、

日本国内の政策要因をきっかけとする、

日本オリジナルの事情が主になるとみています。

そこに、ひとつでも、ふたつでも外部要因の波乱が重なれば、

ちょっと大きな騒動になります。

いつごろ、本格的に動き出すかは、

メルマガにその「トリガー候補日」を書いてますが、

私たちとしてはそこがチャンス到来です。

(メルマガはお申込みになった月のバックナンバーは全部読めます。

トリガー候補日は5月4日発行の第2号に書きましたのでご参照ください)

さて、今日は集団的自衛権の行使容認について、

安倍首相の会見があります。

相場分析をされる方は、あまり関心を持っておられないようですが、

長期的な視点で考えれば、非常に重要なイベントです。

首相の会見をみた国民がどう反応するか。

集団的自衛権に舵を切る日本を、中国がどう牽制してくるか。

これらを受けて、自民党内の力関係が変わり、

与党の枠組みが流動化し、

政界全体の再編の方向性が固まり、

ひいてはそれが経済政策全体を決定づけるのです。

すでにご承知のように株価を直接的に上下させる経済政策は、

誰かが合理的に綿密に計算して決定するのではなく、

永田町、霞が関のパワーバランスと駆け引きで決まります。

その意味で、戦後史に残るであろう「政治的決断」である、

「集団的自衛権行使容認」をめぐって、

政治がどのように動くかを注視しておくことは、

相場の世界で勝ち抜くためにも非常に重要です。

今後も引き続き、

ブログとメルマガで分析を続けてまいりますので、

どうぞお楽しみに。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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