サプライズ「介入」と日銀の「神経戦」。
昨日の日経平均はさらに続伸。
「バブル」が本格化しており、
4万2千円ラインを突破しました。
株価位置もさらに上がって、
買いが買いを呼ぶ形での、
熱気を帯びつつあるといえます。
「夏の株高」局面の構図については、
前号メルマガ（第533号：7月7日）で、
詳しく点検しているところですが、
基本的な構図は変わっておらず、
市場参加者のコンセンサスを、
強固に支えている状況でした。
もっとも、昨夜、サプライズで、
政府・日銀が為替介入を実施し、
「冷や水」を浴びせたものと、
観測されているところです。
不意打ちはかなり効きましたが、
単独介入でもありますので、
この効果が長続きするのかは、
疑問の残るところでありますが、
米国当局の「利下げ」の確度が、
一定程度に高まるようであれば、
「円安」が加速するようなことを、
防ぐ意味合いは高まるわけです。
また当局の問題意識のあり方は、
今後の日銀の決定会合などにも、
反映される可能性は高いために、
株式市場の基本的な構図にも、
変化をもたらす可能性はあり、
そうした観点からの神経戦が、
展開されるかもしれないのは、
押さえておきたいところです。
これらのことを勘案した上で、
次号メルマガ（第534号：7月14日）で、
「夏の株高」の今後を分析する予定です。
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