市場との「心理戦」と政府の「玉」。
先週の日経平均は足踏み状態。
積極的に買い上がることも、
大きく下げが加速することも、
どちらもないという状況で、
高値圏での上下動が続きました。
過度に「円安」が進むことに対し、
当局が「牽制」を繰り返す様子を、
前号メルマガ(第519号:3月31日)で、
分析しているところでありますが、
当局と市場との「心理戦」をみて、
投資家としては推移を見守り、
態度を留保することになりました。
本当に「介入」が実施されたら、
少なからず衝撃になり得るため、
いったん様子を見るという心理は、
よく理解できるところですが、
一方で政治状況なども踏まえ、
「株高政策」が続きそうなのも、
客観的な分析として成立します。
すでに「バブル」ともいえる、
非合理的な高値にあるわけで、
警戒感が広がり易くもありますが、
岸田政権の繰り出す「玉」が、
日本の株式市場にとっては、
どのような効果をもたらすかなど、
考慮しておく材料も多くあります。
こうしたことを頭に入れた上で、
新年度の市場に臨みたいところです。
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