やはりここから先も「意識の問題」。
昨日の日経平均は大幅に下落。
朝方は最高値を狙う勢いで、
上昇するかと思われましたが、
日銀短観が発表されるや、
これを契機に利益確定が始まり、
大きな値幅で下落ています。
日銀短観は弱い内容でしたが、
これだけで大幅下落を招くのは、
やや不可解ともいえる部分があり、
これもまた要は「意識の問題」です。
折しも当局と市場との間に、
「心理戦」が展開されており、
出てくるひとつひとつの材料に、
過敏になっている状況であります。
無論、昨日の「4万円割れ」で、
適度にアク抜けした感もあり、
早期にまた大台を回復すれば、
再び上値をとる動きが再燃して、
「バブル」が本格化することも、
シナリオとしてはあり得ます。
ただ、当局による「牽制」が、
一定の効果を発揮しており、
こちらの懸念を払拭することが、
当面の課題であるともいえます。
その意味における「心理戦」が、
まだしばらく続きそうでもあり、
この先の「バブル」の行方を、
左右するものになりそうです。
合理的な株価形成というのは、
すでに姿を消しておりますので、
この先も市場参加者の「意識」が、
どう推移するかを見極めつつ、
適宜適切に対処したい局面です。
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