「当局の意向」と「バブル」。
昨日の日経平均は大きく反落。
配当権利落ち分のリカバリーが、
充分になされていないところに、
利益確定の売りが広がりました。
急速な「円安」に対抗するべく、
日本政府・日銀が動くとの観測が、
現実味を帯びてきていることも、
買いの意欲を抑制したようです。
単なる「口先介入」ではなく、
具体的な「介入」の実施となれば、
一時的であれ為替市場への影響は、
無視できないものになりますので、
警戒する心理が広がるというのも、
無理からぬことといえましょう。
もっとも、日本単独の「介入」は、
中長期的な効果という点でも、
心許ないものがありますので、
実際にやるのかどうかの点は、
慎重な判断が求められそうです。
いずれにせよこの株高局面は、
日米当局の意向を汲む形で、
演出されている側面が濃く、
それゆえに当局の考え方次第で、
「バブル」の行方は左右されます。
4月以降に予測される状況を踏まえて、
何がきっかけで変化が起き得るのかを、
次号メルマガ(第519号:3月31日)で、
あらためて分析する予定でおります。
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