この夏の株価シナリオと当局の努力。
昨日の日経平均は反発。
日米の金融政策をめぐっての、
不安がやや後退しつつあり、
下げが試されることもなく、
株価が反発に転じています。
この夏は上に行くシナリオも、
崩落しかねないシナリオも、
両方あり得る分水嶺であることを、
前号メルマガ(第482号:7月16日)で、
指摘しているところでありますが、
とりあえず大きな下げは止まって、
「弱気」を脱しつつあります。
制御不能のバブル化の防止も、
市場の不本意な崩落を防ぐことも、
どちらも当局の「狙い」であり、
そのためのかなり細かい努力が、
えんえんと続けられています。
現時点でそうした試みの多くが、
うまく功を奏していることは、
当局には喜ばしいことですが、
もともと不透明で制御が困難な、
「市場」を相手にしている以上、
どの時点でも油断は禁物です。
引き続き情勢の推移について、
注意を払って参りたい局面です。
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