また「例の株価位置」と、年末年始にかけて気になること。
昨日の日経平均は続落。
「景気後退」の懸念が再拡大し、
米国株が下落したのを受けて、
日経平均も軟調で推移しました。
先週からの断続的な下げで、
また「例の株価位置」の付近に、
ほぼ到達してしまっており、
日本市場からの強気の感覚は、
やはり見当たらなくなっており、
上値をとろうという機運が、
決定的に欠けている状況です。
もっとも中国が政策を転換し、
「ゼロコロナ」を大幅に緩和するなど、
下落を押しとどめるための材料も、
いくつかあるということもあり、
「例の株価位置」を大きく割って、
下げが加速するような可能性も、
現時点では低いものと思われます。
もっとも、この中国の政策転換で、
創出される経済的な効果よりも、
これにより習政権の求心力が、
喪失される政治的な効果の方も、
注目すべき部分でありますので、
中国国内から聞こえる動静には、
引き続き注意を要するところです。
政治と経済は連動するものですが、
政治がクリティカルな動きをすれば、
経済のファンダメンタルへの影響は、
決定的、時に破壊的になります。
年末年始にかけて気になる動きが、
やはりいくつか散見されますので、
次号メルマガ(第451号:12月11日)で、
あらためて整理・点検する予定です。
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