来週、気になることと日経平均株価。
昨日の日経平均も続落。
米国の仕掛ける「貿易戦争」について、
何の改善の兆しもみえてこないこともあり、
世界経済は依然として雨模様のままであり、
これが日経平均にも「重石」となっています。
もっとも、昨日は中国市場の落ち着きと同時に、
日経平均は180円以上も下げたところから、
前日の終値付近まで戻す動きもみられました。
為替のほうも比較的、落ち着いて推移しています。
昨日のブログで書いた「水準」を意識してか、
「下げ過ぎ」となれば買う動きもみられることは、
売り方にとっては注意を要する展開だと思われます。
内外の情勢が好転していくようであれば、
急激に戻す展開もあり得る頃だといえます。
さて、その内外の情勢について。
「貿易戦争」についてはトランプ大統領に尽きます。
独立記念日でどんなサプライズが飛び出すか、
世界中がやきもきし、また、辟易として見ていますが、
このまま何も動きがなく週末を迎えたとしても、
来週からまた世界の風景は少し変わりそうです。
米中両国が高度な戦略的意図をもって、
対決モードに突入する展開が続くのであれば、
「貿易戦争」は秋の中間選挙では終わりません。
一方、国内政局については安倍政権側が、
ギリギリの状況での国会運営を続けているところです。
前号メルマガ（第219号：7月1日）に書いた、
残る２つの重要法案のうち１つは、
ギリギリで会期内に仕上がる日程を維持していますが、
もう１つのほうの案件については、
同じ与党内で衆参の不協和音も聞こえてきたりして、
ちょっと危ない感じが漂ってきています。
いずれにせよ、来週には動きがありそうですから、
次号メルマガ（第220号：7月8日）で最新情報を踏まえ、
来週以降の「7月相場」について展望を述べる予定です。
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