「静けさ」の後に来るもの。
先週の日経平均は2万7千円台後半で、
やや膠着気味に推移をしました。
先月末に「ターゲット」を達成し、
上値が重くなって失速した後、
するりするりと株価位置を下げ、
結局、「例の株価位置」付近まで、
下がってきてしまいましたが、
ここからさらに下げていくほど、
差し迫った悪材料も見当たらず、
中国の「ゼロコロナ」緩和など、
一定の上昇要因が出たことで、
下げ渋りから反発に転じました。
何が好材料であり、何が悪材料なのか、
前号メルマガ(第451号:12月11日)で、
詳しく点検しているところですが、
青天井で上値をとっていくほどの、
良好な相場環境ではないものの、
ここからさらに売り込んでいくのは、
リスクが大きすぎる状況でもあり、
日経平均は狭い値幅のなかに、
閉じ込められている状況です。
もっとも、こうした「静けさ」が、
長く続いてしまった後というのは、
何かのきっかけが出てくれば、
大きな値幅で動くものです。
「12月相場」も中盤に差し掛かり、
年末年始から来年にかけてを、
意識すべき時期でありますので、
情勢の変化の兆しについて、
油断せず見極めていきたい局面です。
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