日経平均は権利落ち分を一日で吸収。

先週からの一連の政治リスクを考えると、

思った以上に粘り腰といえます。

米国市場の急落も円高局面もいったん落ち着き、

安倍政権の政治リスクも小康状態ですから、

市場の不安心理はずいぶん和らいできました。

とはいえ、昨日、一昨日の上昇というのは、

日米で政治リスクが炸裂する前の水準あたりに、

「なんとか戻した」ということに過ぎず、

日経平均はまた「お馴染み」の株価位置にあります。

非常に長い間、19200-300円を中心として、

強気とも弱気ともいえない状況で、

上にも下にもあんまり動かない相場が続いていますが、

この株価位置が何を意味するのかは、

前号メルマガ(第153号:3月26日)等で示した通り。

つまりは「様子見」の定位置というわけで、

先への展望に「期待」はつながったとはいえますが、

それ以上でもそれ以下でもありません。

実体のない「不安」心理に付け込むのも、

根拠のない「期待」で煽られるのも、

どちらもまだ博打の域を出ていません。

やはり気になるのはどういう材料が飛び出すかですが、

日本も米国も欧州も「政治の季節」に揺さぶられており、

4月にどんなシナリオがあり得るか気になるところです。

今日は私の体調のこともあり短めのエントリーとしますので、

詳しくはまた次号メルマガ(第154号:4月2日)で。

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