「凪」状態を脱した後、何が起きるのか。
昨日の日経平均は小幅に反発。
強く売り込まれる悪材料もなく、
前日までの連続した下げから、
切り返す動きといえますが、
幾多の「重石」を反映して、
上値の重い印象が目立ちました。
世界中の金融政策の動向に、
ナーバスなのは相変わらずな上、
「景気後退」や「地政学リスク」など、
積極的に株を買いづらい事情は、
前号メルマガ(第448号:11月20日)で、
詳しく点検しているところです。
また、岸田政権は3人目の閣僚辞任で、
いよいよ窮地に立たされました。
党内にまだ有力な対抗勢力がなく、
「岸田おろし」の目立った動きも、
まだみられないことなどもあり、
内閣改造などを断行することで、
「スリーアウト」の状況を、
リセットする構想も浮上しています。
ただ、粘り腰で政権を運営するとして、
どういう打開策があり得るのかは、
どうもまだよくみえてきません。
本格的に政局の不安になれば、
市場への影響も小さくないことは、
これまでのメルマガのなかでも、
繰り返し述べてきています。
いずれにせよ「凪」を脱して、
次に市場が荒れ始めるときには、
かなり大きな変動になることも、
予想されるところでありますので、
引き続き注意力を切らすことなく、
情勢の推移を把握したい局面です。
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