「米中対立」と「内閣改造」と夏の相場の展望。
昨日の日経平均は上昇し、
2万8千円の大台を回復しました。
米下院議長の台湾訪問という、
歴史的ともいえる大事件で、
一時、急落したりしましたが、
基本的には「戻り局面」が続き、
週末にかけて上昇しています。
ただし、上値の重い印象は否めず、
株価位置を確認してみる限りは、
まだ「強気」に傾けていないのは、
前号メルマガ(第433号:8月7日)で、
指摘している通りであります。
中国軍による猛烈な軍事演習は、
威嚇と牽制の段階にとどまって、
米中による直接的な衝突などは、
当面、想定されていないですが、
しかし、「米中対立」が激烈化し、
米中関係、そして世界の経済に、
暗雲が立ち込める恐れはあります。
また、国内に目を転じてみるならば、
岸田総理が急遽、「前倒し」して、
今週中に実施する内閣改造で、
経済政策がどう変化するのかを、
見極める必要もありましょう。
バカンス・シーズンとなり、
「夏枯れ」となる時期ですが、
世界と日本の相場を動かしていく、
重要案件が目白押しですので、
暑さにへたばることのないよう、
しっかりとした対策をしておき、
相場環境に注意したい局面です。
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