日銀の「出口」議論が政治日程にのぼる時に何が起きるのか。
昨日の日経平均は大幅に反落。
前日、参院選での「ご祝儀」などで、
節目となる株価に到達した直後に、
失速してしまっていたわけですが、
中国の「ゼロコロナ」政策や、
米欧に広がる景気後退の懸念で、
海外市場が悪化したことを受け、
そのまま売りに押されています。
例の株価位置が意識されることは、
前号メルマガ(第429号:7月10日)で、
具体的に指摘しているところですが、
いったんこれを達成してしまったら、
その後は上値をとっていくよりも、
達成感から売られる方に傾いて、
先週の株価位置まで戻しています。
一応、岸田政権が準備するという、
次の経済対策に期待もされますが、
あわせて金融政策の方向を中心に、
政策変更に対する思惑なども、
市場の関心を集めつつあります。
物価上昇目標が「達成」された今、
日銀が「出口」をどうするのかが、
やがて大きな話題や課題となって、
政治日程にも浮上してきますが、
安倍元総理が亡くなった今、
永田町等の様子をみる限りは、
そう遠くない未来においての、
市場を動かす要因になりそうで、
少なくとも「投資家」であれば、
「頭の体操」は必要かと思われます。
前号メルマガでも扱いましたが、
次号メルマガ(第430号:7月17日)でも、
そのあたりを掘り下げて分析をし、
今後の展望について考察する予定です。
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