「ご祝儀」とイベント通過後の不安材料。
昨日の日経平均は大幅上昇。
参院選で与党が大勝したことや、
海外市場の持ち直しなどを受け、
一時は500円超の上昇を遂げて、
2万7千円台にタッチしました。
しかし節目となる株価に到達し、
一定の達成感が広がるにつれ、
やれやれ売りに押されてしまい、
引けにかけては値を消しています。
前号メルマガ（第429号：7月10日）で、
指摘した目安となる株価位置で、
ちょうど一日を終えていますが、
ここから先に上値をとれるかは、
相場環境の根本的な改善や、
確固とした新たな「玉」など、
何かの材料が欲しいところです。
ただ、昨夜の米国市場などでは、
中国による「ゼロコロナ」政策で、
世界経済の成長が阻害されて、
景気後退が本格化する懸念により、
また下げてしまっています。
日本も参院選のご祝儀により、
昨日は瞬間的に買われたものの、
イベントを通過後の材料難で、
売られやすい状況でもあるため、
例の株価位置を固められるかを、
まずは注目したいところであります。
ひところ抑え込んだ長期金利にも、
また不気味な動きがみえており、
為替の方も「円安」が加速して、
実体経済への影響も懸念されます。
「7月相場」は平穏さと安心感を、
これまで維持していはいますが、
これからもそうであるかどうかは、
よく見極める必要があります。
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