「戦争、制裁」と「利上げ、資産圧縮」が株式市場にもたらすもの。
先週の日経平均は大きく失速。
露軍によるとされる残虐行為で、
戦争の様相が一変してしまい、
早期の「停戦」を望む声が、
大きく後退してしまった一方、
ウクライナ東部での攻撃は、
より激しくなる兆しをみせ、
戦争の長期化が懸念されます。
中立的だった国々であっても、
対ロ批判に舵を切り始めており、
各国とも「制裁」のギアを上げ、
世界経済への影響も深刻です。
そうしたなかで米国当局が、
足下の物価高などの脅威への、
強い対処に踏み切ることとなり、
「利上げ」に加え「資産圧縮」という、
強い「引き締め」を実施しそうです。
「利上げ」と「資産圧縮」の双方を、
同時に実施するような「引き締め」は、
過去に経験のないことでありますので、
それがいったい何を意味するのか、
前号メルマガ(第416号:4月10日)で、
分析と考察を深めているところです。
株式市場をめぐる環境全般が、
より厳しくなっているなかで、
日経平均は株価位置を変えて、
今後を織り込みつつありますので、
全体として何が起きているのかを、
よくよくふまえておいた上で、
適切な戦略を立てたい局面です。
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