戦争と「引き締め」は株式市場に何をもたらすのか。
連休中の海外市場は乱高下。
米国FRBがさらに「利上げ」をし、
来月から「資産縮小」もしますが、
パウエル議長は市場に配慮して、
大幅な「利上げ」加速については、
消極的なコメントをしたことで、
米国株は一時、急騰しています。
FOMC通過による安心感もあって、
上げ幅が大きくなったわけですが、
「引き締め」は「引き締め」であり、
株価を上昇させる新たな要因などが、
特に出たわけでもありませんので、
昨夜は一転して下げに転じており、
1年11カ月ぶりとなる下げ幅で、
前日の上昇分を全て打ち消しました。
「景気不安」と「引き締め」という、
かつてなかった組み合わせについて、
前号メルマガ(第419号:5月1日)等で、
分析しているところでありますが、
市場にとっては重大な事象といえます。
パウエル議長が市場の動きを意識し、
「ハト派」的な発言をすることは、
いつものことではありますが、
実際には景気が減速するなかで、
「引き締め」が実施されるわけです。
これが急加速しないからといって、
株高が促進されるわけでもありません。
ウクライナにおける戦争についても、
事態が好転していく様子はみれらず、
世界市場への懸念と不安は尽きません。
世界経済の混乱が大きくなるなかで、
「引き締め」を実施することの意味と、
これが今年後半の株式市場において、
何をもたらすのかと言うことを中心に、
次号メルマガ(第420号:5月1日)で、
さらに分析を深めていく予定です。
※かねてよりお知らせの通り次号(第420号)は、
「短縮バージョン」にてお届けする予定です。
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