政治指導者の決断は株式市場に何をもたらすのか。
(午前0時の更新です)
先週の日経平均は「高揚感」とともに、
年末特有の「薄商い」の傾向もあって、
大きく崩れることもなかったものの、
さりとて新たな買いの材料も続かず、
週末にかけてはやや失速しています。
ただ、依然として高値圏にあります。
英国情勢や日本の国内政局などで、
少なからぬ波乱要因も意識され、
来年の展望は不安視されますが、
当面のところは米国の政治状況に、
貿易協議での「第1段階」の合意を、
阻害するような動きがみられないことや、
年明け早々の挽回策に選択肢を残したい、
安倍政権による介入への「期待」もあり、
「掉尾の一振」の可能性も残ることを、
前号メルマガ(第296号:12月22日)で、
その背景とともに分析したところです。
日米英欧そして中国や台湾、香港など、
政治指導者の決断や駆け引きによって、
市場が不意に大きく動くという状況が、
このところずっと続いていますが、
逆に言えばそれぞれの国で何が起こり、
どんな政策が考えられるかという点を、
その市場への影響とともに理解しておけば、
出てくる材料に対処していくこと自体は、
さほど難しいことでもないといえます。
来年も今年以上に激動となりそうですが、
それゆえに年末のギリギリまで情勢が動き、
相場を大きく動かす可能性はありますので、
いずれにせよ最後の最後まで気を引き締め、
適宜適切な対処を心掛けたいところです。
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