先週の日経平均は乱高下。

FOMCが「想定通り」の安心感で、

いったん大きく買い戻されたため、

一時、2万9千円台に乗せましたが、

翌日にはほとんど値を消してしまい、

FOMC前の水準に逆戻りしました。

FRBによる市場との対話姿勢は、

確かに安心材料になりましたし、

物価高への機敏な対処というのも、

好感された点でありましたが、

しかしコロナ対応の金融緩和は、

「正常化」へと向かっていくことで、

やはり明確に終わっていくわけです。

米国だけでなく英欧日の中央銀行も、

順次、コロナ対応を終了させていき、

金融政策の「正常化」を模索する様を、

前号メルマガ(第400号:12月19日)で、

点検しているところでありますが、

景気が回復し切っていないのに、

金融緩和を終了せざるを得ないことが、

いったい何を意味するのかの点は、

よく認識しておきたいところです。

今はまだ財政出動の効果もあって、

株高の局面が続いてはいますが、

いずれそれも切れるという状況で、

年末年始を迎えることになります。

「掉尾の一振」の条件も含めて、

前号メルマガで分析していますが、

相場環境の変化に左右されて、

株価が上下動するという展開は、

これからも変わらないでしょうから、

引き続き注意力を高めたい局面です。

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