「掉尾の一振」の条件と日米の政局シナリオ。
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昨日の日経平均は反落。
終日、狭い値幅を推移して、
前日の小さな上昇分を消して、
マイナス圏でのまま引けました。
やはり足踏みの状況であり、
調整モードが継続しています。
もっとも、昨夜は米国市場が、
追加経済対策をめぐる期待で、
再び大きな上昇に転じています。
経済対策を２つに分割して、
合意がとれる方を成立させ、
実際に投入するという方式で、
与野党が同意するということで、
久々に出た具体的な「玉」に、
株式市場は素直に反応しています。
今日の日経平均もこの流れを受け、
上昇圧力がかかると思われますが、
ある程度の足踏みが続いた後、
「掉尾の一振」を目指すシナリオは、
前号メルマガ（第347号：12月13日）で、
あり得るものとして書いています。
もっとも。
日米ともに国内の政治状況が、
やや不安定になりつつあり、
年明け以降の政治・経済の展望に、
影を差しつつあるということが、
ちょっと気になる材料です。
バイデン氏の勝利が確定して、
来年1月に政権が発足したとして、
足下の「大分裂」は極めて深刻で、
早々から困難が起こり得ることは、
前号メルマガで指摘しました。
また、菅政権は一連のGoTo騒動で、
支持率が急低下してしまっており、
これが党内の政権基盤を直撃して、
「菅おろし」の影に怯えています。
株式市場は「明るい年末年始」でも、
政治情勢は極めて緊迫し続けており、
それはやがて株価にも影響する、
大きな材料となりかねませんので、
次号メルマガ（第348号：12月20日）で、
最新の動きを踏まえて分析する予定です。
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