「利上げ減速」が意味するものと「12月相場」の展望。
昨日の日経平均は続落。
「ターゲット」を達成した後に、
売りに押されている状況であり、
新たな買い材料もないために、
まだ再上昇には至っていません。
ただ、昨夜は米国市場において、
パウエルFRB議長の発言を受けて、
強力な買い戻しが発生しており、
本日の日経平均はこれを受けて、
また上値を追う動きになりそうです。
12月からの「利上げの減速」に、
当局の責任者が言及したことは、
当面の売り圧力を一時反転させ、
買い戻しを誘うには十分です。
もっとも「利上げの減速」は、
「利上げの停止」や「利下げ」とは、
全く異なるものでありますので、
長期的な景気と経済への負荷は、
まだまだ残り続けるわけます。
今後の株価の動向については、
景気全般がどう推移するかを、
考慮しておく必要がありますし、
中国やロシアなどの情勢や、
日本の国内政治の推移なども、
極めて重要な要素になります。
「12月相場」から来年にかけて、
決定的ともいえる大きな要素が、
いくつか考えられるところですので、
次号メルマガ(第450号:12月4日)で、
それらを整理して分析する予定です。
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