景気未回復で「正常化」すると何が起きるのか。
昨日の日経平均は大幅続落。
先週末の下落が大きかっただけに、
そろそろ下げ止まるかと思いきや、
中国が「利下げ」に転じるという、
「想定外」の決定が不安を広げて、
売りが売りを呼ぶ展開になりました。
欧米諸国が物価高に苦慮をして、
金融政策を「正常化」させるなか、
中国では景気の低迷にあえいで、
今回の決定に至ったわけです。
「正常化」する欧米諸国にしても、
景気が回復し切っていないのに、
金融緩和を終了させざるを得ない、
苦しい事情があるということは、
前号メルマガ（第400号：12月19日）で、
詳しく指摘しているところであり、
今後の世界経済がどうなっていくか、
よく考えておいた方が賢明といえます。
期待された新たな財政政策にしても、
米国のバイデン政権は暗礁に乗り上げ、
道筋を示せないでいるところです。
こういう状況での「掉尾の一振」など、
あるのかないのかということは、
そろそろみえてくると思われますし、
来年早々に何が起きることになるのか、
早めに想定しておく必要がありそうです。
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