警戒される「次のブラックスワン」とは何か。
（午前1時の更新です）
昨日の日経平均は反発。
米国に加え中国も好指標が出て、
買い戻しが誘発された結果、
前日分の下げがかなり挽回され、
ある程度の値幅で上昇しました。
日経平均の「横這い」は継続です。
膨大な公的資金と政策的な効果が、
良い指標を生んだというわけであり、
「玉」による押し返し効果といえます。
もっとも、だからといって空気が変わり、
再び上値をとっていくような気配も、
昨日時点では特にみられませんでした。
売買代金は「薄商い」に近いものであり、
閑散気味のところに買い戻しが出れば、
ある程度の上昇があるのが常ですが、
高値から高値へとトライしていくには、
マインドの根本的な改善が不可欠であり、
相場全体に「熱気」が必要といえます。
その点、市場参加者はかなり冷静に、
この先の不透明要素を見ているようで、
積極的な売りこそ控えているものの、
ここから買って行こうという素振りは、
どうも見当たらなくなっているようです。
次号メルマガ（第324号：7月5日）で、
警戒される要因をまた分析しますが、
新型コロナの状況や内外の政治情勢が、
「次のブラックスワン」となって、
世界市場を襲うかどうかという点に、
多くの関心が集まっているところです。
今の「横這い」状況がいつ崩れるかは、
外部要因の分析が不可欠ですので、
予断を持たず正確な情報を収集し、
それらに基づく正確な判断の基準が、
一人ひとりに求められるところです。
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